【10月8日(月・祝:1日目)】
本日からの美瑛町や南富良野町などの上川エリアで実施される林業お試しツアーには、東京都在住の50代男性の1名が参加しました。
台風による飛行機の欠航が危惧されましたが、無事に来道してツアーがスタート。プログラムの最初は、旭川市民文化会館で北海道及び上川地方の林業の特徴や、最近の北海道林業に関する話題などの説明がありました。参加者からは北海道の植栽樹種に関する質問がありました。
その後、林業労働安全講習を安全衛生指導員の横石さんから講義して頂きました。参加者の「造林木によって伐倒方法に差があるのか」という質問に対し、「あまりないが、針葉樹と広葉樹の差はある」などの質疑応答がありました。
明日から本格的に上川エリアの林業に関する体験・見学がスタートします。




【10月9日(火:2日目)】
今日から作業体験や工場見学等の本格的なツアーのスタートです。
まずは、旭川市内から美瑛町に移動します。美瑛町の丘の風景に感動しながら、最初のプログラムの種苗見学です。受入れは(有)竹内山林緑化農園さんで、松澤社長が応対してくれました。
続いては、南富良野町まで約70km移動し、(株)ノムラの伊藤山林部長代理らの指導の下、植付け体験と標準地調査の体験を行いました。標準地調査は、森林の状況を所有者に説明するために、森林内の代表的な箇所に調査区を設定し、胸高直径と樹高を計測する作業です。














【10月10日(水:3日目)】
本日も穏やかに天候が良いようです。
本日は下刈り体験と素材生産現場の見学・チェーンソー体験です。受入れて頂く(株)吉岡建設の鷹嘴専務に挨拶をした後、早速、南富良野町内の下刈り体験の現場に行きました。現場は、数年前の植樹イベントに使われたところで、ササはありませんが草本が繁茂しており、下刈りの手応えは十分です。
次は、場所を隣接の占冠村に移して、素材生産現場にお邪魔しました。林地の状況の説明を受けた後、ハーベスタ等の稼働状況を見学しました。見学後は、土場においてグラップルとチェーンソーの操作体験を行いました。最後に、整然と木材が積まれた土場で質疑応答を行い、本日のプログラムは終了です。アクティブな1日で、大変お疲れ様でした。













【10月11日(木:4日目)】
本日は、美瑛町において生活と就業に関する相談会と、林産試験場の見学があります。
まずは、南富良野町から美瑛町に移動しますが、途中の上富良野町の深山峠で、観光資源の眺望を堪能しました。そのまま美瑛町役場にお邪魔し、農林課林務係の山口係長と、美瑛町森林組合の高田参事から、美瑛町での移住者施策や森林組合での就業条件等について、詳しく話を伺いました。
昼食後は、北海道立総合研究機構 林産試験場にお邪魔し、北海道の木材利用や林産物に関する最前線の話を伺いました。本当に多岐にわたる利用方法などがあり、ただ感心するばかりです。
本日説明して頂いた皆様、有難うございました!
宿泊は美瑛町内の国立大雪青少年交流の家で、源泉100%の浴場で疲れを癒しました。










【10月12日(金:5日目)】
最終日の午前中は、旭川市の株式会社ノムラの西神楽ファクトリーにお邪魔し、木材加工の現場を見学しました。最初に、インターシップに来ている旭川農業高校生と共に総務部の宮下様から会社の説明を聞き、その後に本田工場長の案内の下、工場内を見学させて頂きました。株式会社ノムラの皆様、大変有難うございました。
全ての見学・体験を終えた後、上川総合振興局内において、就業・生活相談会としてツアー全体のふりかえりを行い、要点の再確認などを行いました。参加者からは、「林業への就業や移住定住については、興味があるものの不安な部分もある。地方は物価が安いとの話だったので、そこは大丈夫そう。建設業と比べて木が好きなので、林業は現場作業に興味がある。」などのコメントがありました。
参加者をはじめ、関係者の皆様、大変お疲れ様でした。










「林業や地域の魅力とは?」