農業お試しツアー2018 鷹栖町ツアー実施レポート

【9月10日(月:1日目)】

今日から、鷹栖町内における農業お試しツアーが開催されます。参加するのは、札幌市出身の30代女性1名です。ワーキングホリデー事業で神奈川県から鷹栖町に来た女子学生と共に、谷町長から名刺を頂きました。
机の上には、鷹栖町特産のトマトジュース「オオカミの桃」が配られました。そして、谷町長から鷹栖町の概略説明がありました。

女子学生(左)はトマトが苦手。でもオオカミの桃は「飲みやすい」の評価。

町長の人柄もあり、笑いのあるプレゼンでした。

谷町長が退出の後、鷹栖町農業振興係の福森さんからは、鷹栖町の特徴と町の農業施策などの、地域振興係の加藤さんからは、鷹栖町の移住に関する制度や助成などの詳細説明が、それぞれありました。

鷹栖町職員の福森さん(左)と加藤さん(右)からの詳細説明。

 

説明の後は、実際に町に繰り出し、説明のあった施設などの町内見学に出かけます。町役場周辺の公共施設や町内に立地する学校などの他、移住体験に使われるゲストハウス「あじさい」や民間のリーズナブルな家賃の部屋の間取りなどを確認しました。

さらに、33年前に設置された、夕焼けこやけの音色が楽しめる、その名もメロディー橋。実は隠れた名所のようです。曇天で眺望は得られませんでしたが、パレットヒルズも名所のようです。
宿泊は、先程見学したゲストハウスあじさい。明日から本格的な鷹栖町ツアーが始まります。

木材で内装されたゲストハウスあじさい。1階には生活に必要な物は、ほとんどあります。

2階の寝室。閑静な立地環境で、「怖いくらい(参加者談)」のため、1階で就寝した様子。

橋に括りつけられた鉄琴を順番に鳴らすと、夕焼けこやけのメロディーになります。

パレットヒルズからの晴天時の眺望案内板を見て、今は見えない展望を想像中。

【9月11日(火:2日目)】

本日の午前中は、少量多品種の野菜作りを実践している原崎農園での作業体験です。原崎夫妻は、平成24年に鷹栖町で新規就農した先輩農家さん。奥様の早苗さんが、栽培している作物や農場、鷹栖町の農業事情などの話を説明してくれました。その後には、トマトジュースに使われる加工用トマトの“へた”を取り除く作業を体験しました。参加者にとって、現在のやってみたい農業の姿がオーバーラップしたようで、また女性同士の気楽さもあり、色々な観点からの質問をすることができ、有意義な時間となりました。

参加者(左)に農園を説明してくれる原崎早苗さん。朗らかで快活な語り口でした。

黒色などのピーマンでも、「収穫すると緑色に戻ってしまうのもあります」との事。

落花生も栽培。「実が地中になるんですよ」の一言に驚き!

トマトのへた取り作業のレクチャーを受けます。初めての作業で慣れませんが、徐々にスピードアップしました。

休憩中にも様々な質問に答えてくれました!

トマトの試食。加工用とは言え、トマト好きな参加者には満面の笑顔。

午後からは、コメなどを60haの大面積に作付けしている農事組合法人Global Century Farm(GCFと略記)さんへお邪魔しました。代表理事の北村さんから、法人の概要、コメの乾燥・選別施設などの説明を受けました。その後は、乾燥施設からの排気に含まれる粉塵を除去するダクトの取り付け作業を、社員さんと共に行いました。最後に、昨年購入のコンバインに試乗させてもらいました。

参加者(左)に説明してくれるGCF北村代表理事。

GCFの社員さんと共に、ダクトの取付作業のお手伝いを実施。

取付ける部品の選定や取付順を試行錯誤しながらの作業でした。

強風で位置が動かないように、ロープで固定して設置作業は終了。

ピカピカのコンバインに試乗。丸ハンドルの操作性が、メーカー選定の決め手だとか。

おっかなびっくりの参加者。でも大きな機械を操作できる貴重な体験でした。

曇天の昨日は見えなかった大雪山系の山々が、鷹栖町の黄金色の稲穂の向こうに見えました。もうそろそろ忙しい稲刈りの時期を迎えます。

夕暮れ時に見えた大雪山系。中央のやや右側が北海道最高峰の旭岳です。

町内の水田では、稲穂がたわわに実り、収穫の時期を待つだけとなっています。

今日の夜は、GCFの倉庫内で懇親会が開かれました。農業ツアーだけでなく、首都圏からワーキングホリデー事業で来町している女子学生4名も含めて、総勢13名で賑やかに行われました。会の中では、鷹栖町の魅力や農業のやりがいなどの話をさらに聞けました。日中とは異なり、和気あいあいとした雰囲気で、あっという間に時は過ぎました。

皆さんで乾杯。鷹栖牛、鹿肉の他、北海道らしい旬のサンマや秋サケなども並びました。

関係者一同での記念撮影。会を企画・準備して頂いた皆様、有難うございました!

【9月12日(水:3日目)】

本日は、各施設の見学と農作業体験があります。
最初にお邪魔したのが、新規就農者が研修する施設として今年の4月に開所した「あったかファーム」です。農業指導員の田辺さんから、施設の概要などを説明して頂きました。研修生のきゅうり栽培の収量や生産額などのデータの蓄積が今後進むことや、養液栽培のメリットなどについて、詳しく話を聞きました。

「養液栽培のメリットは、省力化、土作りが不要、栽培のマニュアル化」との説明。

農機具庫内では、きゅうりの産地指定や、研修生のデータ蓄積の話などを聞きました。

次にお邪魔したのが、家族経営の三上農園。ここでは、加工用品種のRSというトマトを栽培し、全量を鷹栖町農業振興公社に出荷しトマトジュースの原料にしています。トマトの実に栄養分を集中させるため、余分な茎葉を剪定する作業を体験しました。

三上農園の加工用トマト栽培の説明を受けました。

剪定は、果実より下、果実に過度に覆い被さったり、上に突出する茎葉との助言。

実際に選定作業を体験。最初は迷いながら、徐々にテキパキと剪定できました。

試食のOKが出て、1個をパクリ。加工用とは言え、美味しかったようです。

昼食後にお邪魔したのが、鷹栖町農業振興公社のトマトジュース工場です。小滝統括課長から、商品名「オオカミの桃」の命名由来や製造過程、近年の製造量などの説明を受けました。「1年前の製品ですが」と断りを入れられましたが、お土産まで頂きました!

小滝統括課長(右端)から、資料を基に説明を受けました。

試飲させてもらった“オオカミの桃”は、濃厚な味でトマトがそのまま抽出されてます。

次に伺ったのが、鷹栖町農業振興公社が所有し、JA旭川青果物出荷組合連合会(青果連)が運営しているきゅうりの選果場です。平賀部長から場内の説明を受けました。ここで選別されたきゅうりは、主に札幌や大阪などの市場へ出荷されていくようです。

平賀部長(中央)から、施設やきゅうりの選別・出荷などの説明を受けました。

トレイに乗ったきゅうりは、形質をスキャンされ自動的に選別されます。

最後にお邪魔したのが、たいせつ農業協同組合のライスセンターです。まだコメの収穫前なので、稼働している状況は見学できませんでしたが、営農施設課考査役の川田さんから、ユーモアを交えた説明を受けました。コメの収穫期を迎えると、30万俵のコメを取り扱うことになります。

川田考査役から施設の概況説明を受けました。保安帽を着用して安全に配慮します。

籾摺り機など、施設の設備が2年前に更新されました。

以上で、鷹栖町農業体験ツアーの体験・見学は終了です。この後は、町役場会議室で就業・移住相談会です。体験・見学内容をふりかえった後、参加者からの質疑応答を行いました。
参加者から「生食用トマトの栽培をしたいができるか」の質問に対し、町役場からは、就農当初は販路が確実な作物が良いとか、他の作物や法人雇用で知識や経験を積む方法もあるなどのアドバイスがありました。
2泊3日のツアーは、駆け足で終了しました。参加者からは、「今後の就農・移住に関して、貴重な情報を知ることができた」との前向きなコメントを頂きました。ツアーに関係した皆様、大変お疲れ様でした!

就業・移住相談会では、町役場から有益な助言が数多く得られました。

 

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