林業お試しツアーVol.5 浦幌・幕別ツアー実施レポート

【10月16日(月)】

本日からの浦幌町、幕別町で実施される林業お試しツアーには、神奈川県在住の40代男性、札幌市在住の30代男性と20代女性の計3名が参加しました。
各人と合流し、まずは帯広市内の豚丼店で昼食。その後、十勝総合振興局へ移動しツアーがスタート。プログラムの最初は、北海道十勝総合振興局森林室から北海道及び十勝地方の林業の特徴について学びました。その後には、後日のチェーンソー体験や刈払機体験に備えて、基本的な取扱い方法や危険予知等の最低限の知識を学ぶ安全講習です。安全指導員の市村さんから教えて頂きました。さらに、VR(Virtual Reality)で危険行為を疑似体験しました。
初日の帯広の夜は参加者で懇親を図り、明日から本格的な十勝総合振興局管内の林業に関する体験・見学です。

参加者3名を前に、十勝森林室からの座学がスタート。

チェーンソーの仕組みを市村さんが解説。実物を間近にすると臨場感があります

市村さんから皆さんに、呼子(ホイッスル)がプレゼントされました。何に使おうか?

安全講習の後に、VRで危険事例を疑似体験。「あっ、木が倒れてきた!」

【10月17日(火)】

本日のスタートは植付け体験です。十勝地方では秋に苗木を植えることはあまりないのですが、春に植えて枯れた苗木の代わりに体験として植えました。苗の種類(裸苗・コンテナ苗)や植栽器具(唐鍬、スペード、ディブル、プランティングチューブ)を換えながら体験し、最後にアースオーガーという穴開けの機械も体験しました。
昼食は幕別町に移動して、名物の泥豚やユリの根等を堪能。その後には、苗木生産をしている有限会社大坂林業にお邪魔し、広大な苗畑での苗木の出荷作業の体験と見学をさせて頂きました。そして、通年雇用対策なども解説頂きました。お忙しい中、対応して頂いた松村社長、大変有難うございました!

植付け体験前に、森林室から苗の特徴や植え方などについて指導を受けます

まずはカラマツの裸苗から植栽。植えていくうちに徐々に要領が良くなってきます

腰を曲げつつ全身を使って植付け作業をします

土の硬さと植栽器具の組合せによっては、厳しい場面も…

アースオーガーを使えば、女性でも簡単に植穴を掘れます

最後は、十勝晴れの下、爽快な(?)疲労感と共に笑顔で記念撮影

午後は大坂林業さんにお邪魔しました。苗畑で出荷作業の説明をして頂きました

トドマツ苗の抜き取り作業を体験。根に付着する土や雑草を除去するのがポイント

抜き取った苗木は、定数毎に梱包して出荷されます

需要が増えているコンテナ苗の生産状況も見学しました

冬場の仕事創出のため、薪を製造し販売しています

トラクターの動力を活かす薪製造機。丸太が6等分の小割りにされます

最後に松村社長を囲んで、就労状況等のヒアリングを実施。「薪の素材の調達は?」

浦幌町お試し住宅内での夕食。一日の疲れを癒します

【10月18日(水)】

本日は「リアル体験Day」と銘打って、浦幌町の北村林業株式会社の職員と同じタイムテーブルで体験や見学を行います。朝は早いですが、夕方も他業種より早くに終業し、その時間感覚を体感してもらうことを目的としています。早朝6時に出勤して、職員と共にラジオ体操を行い、朝礼で本日の作業内容の確認と安全確認をしました。そして午前は、枝打ちと地拵えの体験です。地拵えは、職員と共に“火入れ地拵え”という珍しい方法で行いました。
職員の方々と車座になって昼食をとり、いろいろな話をしながら昼休みを過ごしました。
午後は、現場を替えて木の伐採・搬出箇所に行き、素材生産現場の見学をしました。林業機械の高性能ぶりに感嘆しつつ、職員との質疑応答をしました。北村林業の皆さん、一日有難うございました!そして、夜には参加者を囲んでの懇親会も行いました。

出勤後に、職員と共にラジオ体操をして体をほぐします

防護服を身に着けて枝払いを体験。無節の良材を育成するための作業です

場所を替え、伐採・集材した際の枝条等を集める作業。

ある程度の量を集めて燃やします。枝条が野鼠の巣になるのを防ぎ、灰は養分になります

昼食後の休憩時に職員の皆さんと語らいました。「林業やりたいの?」「興味あります!」

素材生産現場では、何台もの林業機械が稼働していました

現場の班長さんから、現地の状況や作業内容の説明を受けます

現場は台風による大規模な風倒箇所。風倒木の整理と伐採を行い、再造林の準備をします

伐採と集材をしていた班から、作業内容等について説明して頂きました

懇親会は盛会でした。皆さん、お疲れのところ有難うございました!

【10月19日(木)】

今日は、最初に浦幌町役場まちづくり政策課から、町のPRや移住者に関する情報を説明して頂きました。続いて、個人で山林経営をしておられる杉江氏の所有林にお邪魔しました。そこでは、優良カラマツ林の見学と、チェーンソーと刈払機の操作体験をさせて頂きました。浦幌町の川上係長と部田係員、指導林家の杉江さん、大変有難うございました。
昼食は地元フードの“スパカツ(スパゲッティの上にとんかつ)”を食べて、元気回復。
午後からは幕別町のオムニス林産協同組合にお邪魔し、製材過程や製品化の工程を見学させて頂きました。最後に出荷作業の体験もさせて頂きました。説明頂いた瀨上理事と職員の皆さん、お忙しい中、有難うございました。

浦幌町の特徴や魅力について、パンフレットやスライドで説明頂きました

町を知る一環として、町立博物館も訪問。学芸員の方について頂き、“プチガイドツアー”

続いて杉江山林へ。手入れが行き届いたカラマツ美林が紅葉し、参加者から『きれい』

いよいよチェーンソー体験。森林室の指導を頂きながら、試し切り

切り終えた時、ブレードを地面につけないようにするのがポイント

刈払機も体験。安全講習とは異なり、実際にやるのは難しいです

機械は腰で支えているので、女性でも楽々と扱えます

午後は、オムニス林産協同組合を訪問。瀨上理事から工場等の説明を受けました

製材工程のオートメーション化に興味津々の参加者

最後は、製品の梱包のお手伝いを体験。中々上手くはいきませんでした…

【10月20日(金)】

最終日は、浦幌町内でペレットや薪などを生産する株式会社エムケイにお邪魔しました。未利用材が確保し難い中、丸太も購入しているそうです。社長の木下さんは観光協会の会長もしており、ハマナスから抽出したお茶も飲ませて頂きました。
見学後は帯広市の十勝総合振興局に行き、十勝地方全体の移住に関する説明を、十勝総合振興局地域政策課の若槻さんからしてもらいまいた。そして、全ての見学・体験を終えた後、ツアー全体のふりかえりを行いました。
皆さん、大変お疲れ様でした!

原木からチップ等を生産し、おが粉も酪農で使われるので、木に余すところはありません

原木の皮むき工程の見学。次から次へと原木が流れてきます

ペレットの製造プラント。「できたペレットはあちらへ貯留します」

事務所で振る舞われたハマナス茶を頂きます。冷えた体にしみ渡りました

十勝管内全体の移住情報などして頂きました

ツアー全体のふりかえりの後、アンケートの記入をしてもらって終了です

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