林業お試しツアーVol.3 旭川・当麻・美瑛ツアー実施レポート

【10月10日(火)】

本日からの旭川市、当麻町、美瑛町などで実施される林業お試しツアーには、大阪府在住の40代男性、神奈川県在住の40代男性、札幌市在住の男子大学生の計3名が参加しました。
旭川駅で全員が揃ってからツアーがスタート。プログラムの最初は、北海道上川総合振興局内で北海道及び上川地方の林業の特徴についての座学です。その後、当麻町まちづくり推進課から当麻町の定住施策に関する話題が中心の町のPR、当麻町森林組合から組織概要と就労環境等の話をして頂きました。また、自らが道外からの移住就業者である林業作業員の方から、実体験を基に移住や林業への就業に関する話をして頂きました。
明日から本格的に上川総合振興局管内の林業に関する体験・見学がスタートします。

参加者一人ずつが自己紹介をしてから、ツアー最初の座学がスタート

当麻町へ移動し、町まちづくり推進課と森林組合から地域や就労環境等の説明です

森林組合作業員の方から、移住や就業に関するリアル体験を聞きました

会場の当麻町公民館「まとま~る」は、地元材を使った木の香りが漂う空間でした

【10月11日(水)】

今日から作業体験や工場見学等の本格的なツアーのスタートです。まずは、林業労働安全講習を安全指導員の横石さんから講義して頂きました。その後、当麻町森林組合の高沢さんらに案内頂き、当麻町有林で下刈り体験を行いました。続いて、森林所有者に対し、持ち山が現在どういう状況かを説明するために、森林内に代表的な調査箇所を設定し、胸高直径と樹高を計測する標準地調査を実施しました。
現場の後は、東川町の昭和木材株式会社旭川工場にお邪魔し、製造本部長の髙橋さんから製材工程などのお話を頂きました。

横石さんからチェーンソーの安全機能について解説

全員防護服への着替えが完了。高沢さんから下刈りをする時の注意点を聞きます

早速、林道脇のササを刈払機で除去してみました

林床にある石や切り株に注意しながら、慎重に刈り払っていきます

森林所有者へ間伐を提案するための基礎情報として、標準地調査を実施します

まずは方形区を設定するところから。方位を定め20m×20mの区域を作ります

方形区を設定して、まずは胸高直径を計測します(北海道は地上1.3mの位置で計測)

続いて、成長が良い木の生育を阻害している木や形質が劣る木を間伐木としてマーク

最後に音波測高器を用いて樹高の計測。これで伐採木の材積、作業経費等が概算できます

「原木の9割は外材です。直径が42cm以上の木材を受け入れてます」と昭和木材㈱の髙橋製造本部長。

原木への散水は冷却しカビ等の繁殖を抑制するため。地下水が豊富な東川町は最適

皮むきした原木を、木取りが最適となるように製材していきます

製材した板は、乾燥機で乾燥させます

表面を削り、滑らかな感触の板になりました

【10月12日(木)】

本日の午後には植付け体験がありますが、朝から雨模様です。
まずは旭川市内の株式会社ノムラにお邪魔し、住宅部材のプレカットや2×4部材の生産過程を見学させてもらいました。
その次は、植付け体験をしました。雨脚は弱まった中、株式会社みどりの西出社長と社員の皆さんが、参加者にマンツーマンで熱心に指導して頂きました。
その後に、美瑛町役場から移住に向けたPRを、美瑛町森林組合からは組合の紹介と就業環境等をそれぞれ説明して頂きました。さらに、林業の災害事例をVR(仮想現実)で体験しました。

この工場は、板材・柱材等を住宅部材として利用できるよう加工するところです

仕口加工を事前に行うプレカットは、工期の短縮と工法の簡略化に役立ちます

2×4部材を2人で黙々と作成する姿に圧倒されました

「国産材は強度不足で建築士から敬遠されるが、構造計算システムの変更などで対応可」と(株)ノムラの本田工場長。

㈱みどりの西出社長が植付け作業の要領を実演

実践していくうち、次第に要領を得て参加者の腕も上がりました!

最後に各“師弟”でパチリ。爽やかな笑顔ですが、参加者の皆さんは後日筋肉痛でした

美瑛町移住定住推進係と林務係、美瑛町森林組合からは、移住と就業の説明です

この日の最後は、VRで林業災害事例の疑似体験です

周りの人は不思議に思いますが、体験中は危険を察知し飛び退けることも

【10月13日(金)】

今日の午前中は、木材を生産する現場でのチェーンソー体験と重機の乗車体験という、体験ツアーの花形です。(有)伊内木材の皆さんには、受入れから指導まで大変お世話になり、有難うございました!
午後からは上川中部森林整備事業協同組合の安達事務局長と竹花事業部長から、上川地方の林業に関する説明や、協同組合の仕事概要等の説明をして頂きました。さらに、北海道立総合研究機構林産試験場にお邪魔し、企業支援部普及連携グループの阿部さんから研究内容の概要説明をして頂きました。お忙しい中、皆さん、有難うございました!

指導役からグラップルの基本操作を教えられます。一気の説明に既に困惑…

ぎこちない動きながらも、グラップルで一掴みにする快感

指導された事を思い出しながら、、、と思っても中々思い出せずに教えてもらいます

続いて、チェーンソーを使って枝払いと玉切りの体験です

指導役からは、「力を入れ過ぎなくても、チェーンソーの重さで切れる」との助言

林業機械での枝払いと玉切り作業は、スピード感が異なり参加者も唖然

作業位置の確認に力を発揮するドローン。急遽運転をさせて頂きました

最後に、伊内社長から林業に携わる楽しさを聞きました。大変有難うございました!

上川中部森林整備事業協同組合の設立過程や事業実施状況の説明をして頂きました

木材を目の前にしながら、林産試験場の概要から紹介して頂きました

様々な技術を駆使した木製品があることに驚き

集成材やCLTなどを間近にしての説明で、理解度UP

【10月14日(土)】

最終日の午前中は、中富良野町の安藤山林緑化有限会社の安藤社長に案内頂いて、苗木生産現場に関する説明がありました。トラクターの試乗もさせて頂き、安藤社長、大変有難うございました。
全ての見学・体験を終えた後、美瑛町町民センターにおいて、就業・生活相談会としてツアー全体のふりかえりを行い、要点の再確認などを行いました。参加者からは、「移住するには色々な思い違いなどがあったが、ツアーへの参加で理解できたことがたくさんあり良かった。」などのコメントがありました。
最後は美瑛町の雄大な景色を見て頂きました。皆さん、お疲れ様でした。

初めて種苗業に関する話を聞く参加者。苗木生産の現場は初見聞です

畑一面の苗木の稚樹を見て、驚きです

成長する過程を、抜き取った苗木をサンプルに解説

新たなスタイルのコンテナ苗についても解説

最後に、苗畑で使用するトラクターに試乗させて頂きました

丘が連なる様子と、青空と雪山が映える美瑛町の風景でした

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